2022.04.22RELEASE

複数の企業が各社のノウハウを活かして参画 児童養護施設向け「新生活応援セミナー」をオンラインで開催

株式会社サン・スマイル(本社:東京都港区/代表取締役社長:田中徳也)、株式会社shoichi(本社:東京都港区/代表取締役社長:山本 昌一)、オービタル コラボ―レーションズ合同会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:平尾 健二)は、このたび、有志企業団体として「児童養護施設支援プロジェクト実行委員会」を立ち上げ、児童養護施設向け「新生活応援セミナー」を3月1日(火)18時よりオンラインにて開催し、新生活を始める若者へのプレゼント企画を実施しました。開催にあたっては、特定非営利活動法人NPO STARS (エヌピーオースターズ)に協力を仰ぎ、共同主催者として長年自立支援を行ってきた児童福祉の現場からのアドバイスや全国の児童養護施設、自立援助ホームへのご案内などの全面協力をいただきました。本セミナーには全国21施設以上から、この春に退所し自立を予定している10代を中心とした児童、ならびに施設職員含む計111名の参加者が集まりました。(アーカイブ動画配信視聴者含む)

◆セミナー内容

「新生活を始める若者の生活に役立つ情報を、その道のプロである企業から直接レクチャーしてもらう」をコンセプトに企画され、マルコメ株式会社(本社:長野県長野市/代表取締役社長:青木時男)、株式会社サンドラック(本社:東京都府中市/代表取締役社長:貞方 宏司)からも専門家講師としてご登壇いただきました。食生活やセルフメディケーション、新社会人向けのビジネススキルに関して、写真やクイズを用いながら高校3年生にもわかりやすい内容にアレンジされており、セミナー参加者からは「普段朝食をとらないので味噌汁一杯だけでも飲もうと思った」、「お薬のことで困ったときはドラッグストアに行って自分から聞いてみたい」、「コロナ禍でアルバイト経験が作れないまま社会に出る形になってしまう子どもがいる為、報連相のコツを分かりやすく教えていただけて勉強になった」などの感想が寄せられました。また、今後、プロから聞いてみたいことに対しても多くの意見が届きました。後日、施設には参加者人数分の「新生活に役立つ生活グッズプレゼント」(セミナー登壇企業以外から提供された協賛品も含む)が送られます。何らかの理由で社会的養護のもと暮らしてきた子供たちの「自立」にはさまざまな課題がありますが、企業のもつ「暮らしに役立つ情報」を若者が直接聞ける場は、自信と安心感につながる一助になり得ることがわかりました。

◆企業活動としての社会的課題への取り組み

「実際なにが求められ、なにができるのか」、企業として取り組みをしたくても持続可能な活動の展開は容易なことではありません。一社で完結するのではなく価値観の共鳴する企業が協力しあうことによって、また、社会福祉の最前線にいらっしゃるNPO法人とタッグを組むことができたからこそ実現しました。この企画主旨にご賛同くださったセミナーご登壇企業2社、協賛品ご提供のみ参加企業3社、主催者である有志企業3社、計8社が参画しています。

◆【SDGsの観点から】

教育やジェンダーの不平等、貧困の問題は遠い海外で起きている問題ではなく今この日本において多くの人、特に子ども、若者、女性が直面しやすい課題です。企業の知識やノウハウ、正しい役立つ情報へのアクセス方法を若者に「有益な情報」として提供することも「質の高い教育」と捉え、このセミナー活動を将来の世代のために活かしていくことが目標です。 「企業のもつ知識やリソース」×「社会福祉の現場ニーズ」のマッチングにより「社会的課題の解決」に向き合う活動は、これからの時代にあらゆる可能性を秘めていると信じています。今後も、企業の社会的責任を果たす活動の一環になるよう、「未来のファンや顧客」を創造し、企業価値やブランド価値を高めていくことが可能な活動に取り組んでまいります。


詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

新生活応援セミナー開催報告